▲ＡＣＣＥＳＳバージョンアップでのトラブル（１）を追加

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▲ＡＣＣＥＳＳバージョンアップでのトラブル（２）▲2002.04.24

●最近ＡＣＣＥＳＳ９７からＡＣＣＥＳＳ２００２へのバージョンアップしました。そのとき問題になったことをお知らせします。

システムを開発していると、バージョンアップの問題が必ずあります。旧バージョンから、シンバージョンへの互換性は、うたい文句とは別に、いつも疑問がいっぱいです。ＡＣＣＥＳＳでも随分苦労させられて来ました。正直、「切れそう」が何回も。

でも、気を取り直して、｛やるっきゃないか｝です。

今回は、ＡＣＣＥＳＳ９７のまま運用したい部署があって、ＡＣＣＥＳＳ２００２と混在させるつもりで、旧バージョン２台新バージョン３台の構成でバージョンアップに取り組みました。

○ ＡＣＣＥＳＳ９７からのバージョンアップでの問題
ＡＣＣＥＳＳ２００２へのアップは、案外スムースに行われました。ただ、システムが大きいので、変換で一気にやるとエラーがでてしまいます、いつも。

で、今回も、インポート方式で変換しました。え！どうやるかって。
１　まず、ＡＣＣＥＳＳ２００２で、新しいデータベースを作成します。
２　まずテーブルから、インポートを使って、旧（ＡＣＣＥＳＳ９７）バージョンから、テーブルのすべてをインポートします。
３　次に、クエリー
４　次にフォーム
５　次にマクロ

と順にインポートしていきます。
この順番は守ってください。確かな理由はないのですが、たとえば、クエリーを最初にインポートすると、テーブルのない状態になり、エラーとか誤操作が出やすいようです。

「エクスポートではできない」
　旧バージョンを起動して、旧バージョンからのエクスポートでやろう、というのは、できません。旧バージョンでは、新バージョンを認識できないため、エクスポート先を指定できません。

●変更が必要なところが出ました。
「更新」コマンドがなくなって「最新の状態に更新」コマンドに変わりました。自動的に修正されますが、サブマクロ内とかにあると修正されません。修正されないものが、確かではありませんが、いくつか発生しました。

● 大きな問題が出ました。それは、旧バージョンとの混在でのことです。テーブルは旧バージョンになるわけですが、
　
「旧バージョン（ＡＣＣＥＳＳ９７）のテーブルにリンクした、新ＡＣＣＥＳＳ２００２からのあいまい検索が効かない。

選択クエリーの抽出条件で、
Ｌｉｋｅ［会社よみフイルド］& "＊"

という式を使っています。これは、ファームで、「あい」と入力すると、「あい」ではじまる会社が選択されるという式ですが、この"＊"が効きません。したがって、常にすべての会社がリストされてしまいます。

同じバージョンのテーブルなら問題ないようです。ＡＣＣＥＳＳ２０００にテーブルではテストしていません。２０００と２００２は同じ相性のようなので、大丈夫かも知れません。

"ＡＣＣＥＳＳ２００２では、フイルターについて問題があると、指摘されており、いろいろな対応が出始めていますが、リンクの問題はでていないので、実際の問題として、情報公開させていただきました。

今回は、すべてをバージョンアップすることにしましたが、ＡＣＣＥＳＳも安い物ではないので、しっかりやってもらいたいものです。ライセンスの縛りもきつくなり今回で悪い利用はできなくなりました。

ＡＣＣＥＳＳ２００２の説明では、ＡＣＣＥＳＳ２０００のまま、ＡＣＣＥＳＳ２００２での利用を進めています。これもわかりにくいところですが、バージョンの端境期にあたるようで、ＡＣＣＥＳＳ２０００の場合は、２００２に変換せず利用したほうがいいようです。

ＡＣＣＥＳＳバージョンアップでのトラブル（１）　
http://www.mscn.net/macro/no23.htm

【前回シリーズ参考記事】
レポートの分類計算機能の活用（１）　http://www.mscn.net/macro/no18.htm
レポートの分類計算機能の活用（２）　http://www.mscn.net/macro/no19.htm
レポートの分類計算機能の活用（３）　http://www.mscn.net/macro/no20.htm
レポートの分類計算機能の活用（４）　http://www.mscn.net/macro/no21.htm
レポートの分類計算機能の活用（５）　http://www.mscn.net/macro/no22.htm

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