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5.・・・アクセス入門基本知識講座:クエリーて何?

 アクセスのセットアップも終わり、いよいよですが、今回知識講座では、アクセス 特徴であり、一般的なじみの少ないクエリーについて学習しましょう。普通、入門ですから、データベースとかテーブルとかから話しをはじめますが、ここでは特に分かりにくいものからはじめてみます。

 アクセスの特徴の一つは、このクエリーです。クエリーをうまく使いこなせるか否かが、システム造りに、欠かすことの出来ないポイントでしょう。
 そうは言っても、テーブルについて少しは説明させてください。 アクセスの形が見えるように。データを蓄えるところがテーブルです。文字か数字などでデータが蓄積されますが、アクセスでは、テーブルの形で保存されます。エクセルをご存知の方は、シートとして、レコードが行数になって保存されます。レコードは、データの数ですが、アクセスでは、レコード構成をテーブルに定義します。番号と名前だけのテーブルもあります。項目はフイルドと呼ばれます。この場合、2つのフイルドを持つテーブルといいます。そして、100人分の番号と名前をもてば100レコードといいます。

 クエリーはデータ(レコード)を加工するものです。つまりテーブルのまま利用するのであれば、クエリーは不要と言えます。現実的なシステムでは、ありえませんが、部分的には、クエリーを使わず処理することは、多くあります。  つまり、データ(レコード)をそのまま、利用する場合です。名前データ(レコード)を、そのままリスト(レポート)にするときなどです。クエリーの種類は、いろいろありますが、もっとも簡単で、多く利用されるのが選択クエリーです、データ(レコード)のなかを、一定の条件で、選択(検索)するクエリーです。例えば、上記100人分のデータ(レコード)から、東京の人だけを選択するときは、この選択クエリーが使われます。データ(レコード)を作成するものとして、追加クエリーと、テーブル作成クエリーがあります。

 指定したテーブルにデータ(レコード)を追加作成するクエリーです。AテーブルからBテーブルにデータ(レコード)を追加作成する場合に利用します。上記で言えば、東京都テーブルがあったとして、元の全国テーブルから、東京の人だけを選んで、東京都テーブルにその人達を、追加データ(レコード)作成するようなケースで、追加クエリーは使われます。選択して、追加するわけですが、このような場合、追加クエリー一本で処理します。追加クエリーにも、条件選択出来る機能があります。追加クエリーは選択して追加するクエリーといえます。

 もう一つの、テーブル作成クエリーは、追加クエリーはすでに存在するテーブルにデータ(レコード)を追加するものに対して、テーブル作成クエリーは、存在しない(存在してもいい)テーブルを新規に作成する強烈なクエリーです。データ(レコード)のバックアップなどには最適です。又利用価値の高いクエリーです。

■既存のデータ(レコード)のフイルド内容を変えるのが、更新クエリーです。  ワードで言う、置換なども、更新クエリーでできます。上記で言えば、ある名前の人の名前を変更(更新)する場合に利用できます。更新クエリーは奥の深いクエリーで、複雑にデータの変更、更新(演算、代入、置換)が行えます。 クエリーの中では、難易度が高めです。 更新クエリーがうまく使えたら、初心者脱却です。明るいアクセスが開けます。

 削除クエリーというのがあります。これもほんとによく利用します。データ(レコード)を、条件で削除、または全削除と利用しています。データ(レコード)処理では、頻繁に、計算のための、仮のテーブルを利用します。これを、ワークテーブルといっていますが、これらは、新しい計算の前に、データ(レコード)をクリア(削除)しておかなければなりません。データ(レコード)削除は、又、クエリーとは別のレコードの管理(存在)について、問題を引き起こします。

 計算をするためのクエリーを演算クエリーといいますが、クロス集計クエリーが代表です。演算クエリーというものはありません。計算をさせるクエリーの総称です。選択して集計する、集計結果を追加する、計算結果で更新するなど、各クエリーに演算機能を設定することができます。 このあたりは、次回にしましょう。


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