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私の読後感
誰でも書いていることだが、圧巻は農民の分析だろう。農民とは今理解している農民ではなく広く一般民のことをを指していたこと。一般民の中には山民、海民、職人、商人などが含まれていること。故に日本列島の住民は、今まで考えられていたような農民主体ではなく多種多様な人達で構成されていた事など。これは、農民主体の農本主義史観の変更を迫っている。
特に、商業の発展は、想像以上に発展したいたと述べている。わたし的には、幕末以来の資本主義の以降がスムーズだったのは、日本が想像以上に資本主義的社会だったからと納得がいった。今までの中世の歴史は、書き換えなくてはいけないと思う。
余談だが、”たわけ”とは、経営の成り立たない零細な田に分けること”田分け”だと知った。
歴史のヒントが確かにたくさんある良書だとお薦めする。短いし読みやすいと思う。。
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