■組織の法則:150の法則 |
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: アランの言葉 ●暴君に使えるスタッフはバカを装う ●間違えるのは考えることの代償 ●せっせと走っていると体ができる |
時代は大きな変換期を迎えています。経済に、政治に、あまりに常軌を逸した行動がみられるようになりました。 人の基本は変わらないはずなのにです。ここでは、判断のヒントとなる組織の法則を提示していきます。是非参考になさってください。
子供に恥ずかしくない生き方をしたいものです。
人間の進化のほとんどは、農業の発災以前、小人数のグループのなかで互いの顔が見えるはんいで暮らしているときに起こった。すなわち、人間の生態は今はもう存在していない生活条件に適応すべく進化したのである。人は少数の相手を、短い距離を、比較的短い時間を強く意識するように進化した。そして、それが今も人にとって重要な生活規模となっている。 |
●150の法則・・・人類学者ロビン・ダンバー 一夜にして性格が変わる組織の規模 脳の大きさは何と関係しているのか?その答えはグループの規模だとダンバーは主張する。霊長類のすべての種を調べてみると集団生活の規模の平均が大きくなればなるほど、新皮質も大きくなるという。 ダンバーの論拠はこうだ。より大きな社会の複雑さを処理するために脳は進化し、大きくなる。もし20人の集団に属している場合は、自分に直接かかわる19の回路と他の構成員同士にかかわる171の関係回路を合わせて、190もの相互的関係回路を維持しなければならなくなる。比較的小規模な人員増加でも、知的・社会的負担は相当大きくなるわけだ。 ヒトが霊長類のなかで最大規模の集団生活をおくっているのは、複雑な社会調整を扱えるだけの大きな脳を持っている、唯一の動物だからだ。実際、、ダンバーは殆どの霊長類に当てはまる公式を編み出している。この公式は、それぞれの種に特有の新皮質率と呼ぶものと結びあわせて、その霊長類が最大どれくらいの規模の集団生活を営んでいるかを算出するものである。新皮質率をホモ・サピエンスにあてはめると、147・8人という結果が出る 150人以下であれば規範なしでも、同じ目標を達成できる。この規模であれば、個々人の忠誠心と直接的な対人関係を基本にして、秩序はおのずと維持され、行動も規則なしで統制できる。規模がこれ以上大きなると、それが不可能になる。 |
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実例・ヒント ・・・「アメーバー経営」稲盛和夫著より抜粋 ●日本の政党で 自由民主党・・・衆議院:119 参議院:83 計:202。衆議院、参議院はまとまりが良いが、全体でバラバラになる規模です。どんなものでしょう? |