時代は大きな変換期を迎えています。経済に、政治に、あまりに常軌を逸した行動がみられるようになりました。 人の基本は変わらないはずなのにです。組織には時代を貫く冷徹な真理があります。ここでは、判断のヒントとなる組織の法則を提示していきます。是非参考になさってください。
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●2−6−2の法則
下の二割を「お荷物」として抱えこまなければならない
よく言われる「2−6−2の法則」というのは、長く経営者として多くの人材をみてきた私の実感にも、おおむね合致している。 どんな組織でも、たいがいのことを安心して任せられるほど優秀な人間は全体の二割に過ぎず、六割は可もなく不可もない人材lで、残りの二割は、殆ど戦力になっていない。・・・それが「2−6−2の法則」だ。 ならば下位の二割をクビにすればいいかというと、それで必ずしも生産性が上がるわけでもないのが難しいところである。組織にぶら下がって食べさせてもらっているだけの二割がいなくなっても、残った人員がまた「2−6−2」に分かれてしまう。切っても生えてくるトカゲの尻尾のように、常に下の二割を「お荷物」として抱えこまなければならない。
デッドライン仕事術 (祥伝社新書)吉越浩一郎より
実例・ヒント
●対GDP比で社会保障給付費は 「(参考) 社会保障給付費の国際比較の表」で日本は2015年度:18.4%「2−6−2の法則」から考えると納得の数字です。ヨーロッパは30%くらいで高い。日本の数字は適当な範囲といえます。組織の規模によらず、考え方として参考指数になるのかなと・・・試しに見ただけですので、チョット乱暴ですね。
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