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▲レポートの分類計算機能の活用(2)▲2001.12.02 |
「並び替え/グループ化」の操作方法 前回で、レポートの元になるデータの選択について説明しました。 今回は、対象のデータを使って、そのデータの並び替えについて、 見ていきます。 データの並び替え、分類などは、殆どレポートの機能によって、設定していくことになります。その場所が。レポートの「並び替え/グループ化」にあります。その操作を説明します。 1)レポートをデザインビューで開く 2)ステータスバーの「表示」――「並び替え/グループ化の設定」を選択します 3)「並び替え/グループ化」のダイヤログが表示されます。 この画面が、レポート並び替え、分類の設定の全てになります。注意事項としては、ここでは、データそのものの、選別はできないことです。レポートのデータソースのデータ全部が、常に対象となります。 それでも、どうしても選別したいときは、裏技があります。技というより、発送の転換と言うべきものかもしれませんが、現実的には発生する問題です。 それは、印刷時に条件印刷をする方法です。レポートそのものは変えずにその前後の処理を加えることで、目的を達成するという考え方ですが、システム設計は、柔軟な想像力が必要です。 私が説明する諸々も、それが全てではなく、ほんの一つの方法です。では、また本論に戻ります。「並び替え/グループ化」の画面で、設定する説明をします。 *レポート1 日付順の売上明細レポートもっとも、シンプルな、レポートですが、現実的な、ものです。設定は、「フイルド」と「「並び替えの順序」の2箇所で行います。 1)「フイルド」には、処理する対象のフイルドを、選択設定します。 選択できる「フイルド」は、レポートのレコードソースになっているテーブルあるいはクエリーの項目です。 クエリーの場合、テーブルにあっても、「クエリーフイルド」に、表示させていないと、レポートのレコードソースフイルドになっていないので、表示されませんので注意が必要です。 この事例では、日付順に並び変えるのですから、日付(納品売上日付フイルド)を選択します。これで、クエリーの並び替え条件を無視して、レポートは、納品売上日付によって並び替えられます。 2)並び替え順序の設定 日付の順序を「昇順」か「降順」にするかの、二者選択です。日付に限らず この2つの選択しかありません。名前順、番号順、日付順などですが、「昇順」は、若い方から、つまり、数字なら1から、文字なら、「あ」からです。「降順」その逆になります。 並び順は、昇順で「aからz」「0から9」「あからん」になります。漢字は、漢字コード番号順です。だから、見た目とは違うので、漢字、たとえば得意先名を、思い通り並び替えるには、「よみかなフイルド」を設けることになります。 日付の場合、フイルドが年月日になっていれば、年度、月、日の順になります。表示が、日だけでも、フイルドが、日付型なら、年月日順になります。 ○ では、年月は昇順、日は降順にしたいと時は、どうすればできるでしょうか?もちろん、そのまま、「昇順」「降順」いくら設定を工夫しても、できません。 解答は、年月フイルドと日フイルドを分けることになります。分け方については日付の分解には、テクニックが必要です。今回は説明できませんが、うちのサイトで以前説明しているような気がしますが。 一つのフイルドには、並び替えは、「昇順」「降順」のどちらかしか設定できません。 日付型フイルドは、非常に便利にできていて、データ型を変えずに、さまざまな表示ができます。「平成13年11月12日」、「2001/11/12」、「01/11/12」、「11/12」、「12」でも、好きなように表示できます。でも、元の日付は、年月日ですから、その順序が守られています。 レポートには、見やすいということが、大事な条件になります。年月日も全部表示 されていると、わずらわしいものです。元データを変えることなく、表示を変えられることは、この並び替えを自由にする上でも、大きなメリットです。 次回は、並び替え後の、「グループ化」の設定についてお話します。 ▲レポートの分類計算機能の活用(1) |
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