マイクロソフト主催 中小事業所のIT活用セミナーから学ぶもの3 |
今回は(2)の「電子商取引の活用ができない」についてまとめてみます。電子商取引をEコマース(EC)として捉えてみると、EC市場は大きく拡大してきています。 マイクロソフト社主催の「中小事業所のIT活用実践セミナーが開催されました。私は、その中で、悩み解消IT座談会で、パネラー講師として参加しました。そこでは、直面する問題として4つのテーマが出され参加者を含めて活発な討議がされました。 1 何から手をつければいいか? 2 電子商取引の活用ができない 3 社内のスキルが足りない、スキルアップできるか? 4 相談できる人がいない。誰と相談すればいいか? の4点が、徹底討論されてた。 今回は(2)の「電子商取引の活用ができない」についてまとめてみます。電子商取引をEコマース(EC)として捉えてみると、EC市場は大きく拡大してきています。 会場からは、「世間では、EC、ECと騒ぐが、うちあたり、全く関係ない、本当に、どこでもやってるのか信じられない」「インターネットでは、一部が、ニュースなどで利用しているだけで、ビジネスにはなっていない」 「小企業経営者ですが、HPをつくたが、全然ダメ」など、積極的な話より、後退的な話が、まず出ました。 ECは市場的にみると、対消費者向け市場(BtoC)も企業間市場(BtoB)も、確実に、急増しつつあり、これが、2005年には、2〜3倍にひろがるとの政府見通しです。つまり、確実に拡大続けているし、収益をあげている企業もあるのです。 現在電子商取引は、インターネットにおける取引として、扱っていますが、小企業としては、電子商取引をもっと広く解釈すべきだと思います。企業活動そのものを、電子商取引ととらえて、変革し導入していくことが、電子商取引時代を生き抜くことになるものと思います。 営業活動だって、インターネットを活用すると、新しい競争力を持つものになります。「あまり、難しく考えずに、軽く考えることがポイント、どうしてかというと、一部の人が使うのではなく、会社全体が、利用する体制にならなければ良くないと思うからです。 「まずEメールを全員が使えるようにする」 多くの企業のITコンサルテングを手がけるコンサルタントが、さらに続けます。「まず、みんながEメールを使えるようにする」「連絡はEメールで行なう」などの徹底をはかり、使ってもいいし、使わなくてもいいという甘えはなくす必要を強調しました。それから、取引先のホームページは必ず、定期的に見るようマニュアル化するような強化が必要です。 コンサルタントの一人が「うちは、最近、IT講習会のインストラクターを募集した。インターネット上で、募集をかけた、それと、ハローワークにも募集をかけました。インターネットは、その日から、応募メールが入ってきました。履歴書も条件にしたこともあるので、履歴書データもメールで送られてきました。スキルなど細かな希望も付けられるので、面接前に、詳細なデータを手にすることができました。3日目にハローワークから電話で、今度こういう人が希望しているので、伺うが、いつがいいか?の問い合わせがきました、現実的には、もうインターネット応募できまっていたので、辞退しましたが、今でもこれが現実ですよ、活用できないではなくて、活用していないのではありませんか?」 電子商取引の利用は積極的に行なわなければ、なかなかすすみません。最近ではスケジュールなどもインターネットサービスがあります。みんなのスケジュールを、インタネット上において、共有することもできます。FAXもインターネット経由で可能です。毎日使う、電話のように使いこなしましょう。 「ホームページ作成完了が活用のスタート」 「ホームページ作成しましたが、素人のせいか、全くアクセスが増えないので飽きてしまって、ほってあります」「うちは、専門業者に作成してもらったが、現在休眠状態であまり見られていません」というような、ホームページアクセスが増えない、意味がない発言が多くありました。 あるコンサルタントが「社長さんは、毎日自社のホームページをみますか?」と聞きました。 「いえ、最近ほとんど見てません」という返事。「誰か見てますか?」「担当者がときどき見てると思いますが、最近アクセスもないので・・・」このような例は非常に多くあります。ホームページへの漠然とした期待が見え隠れします。アクセスがあがらないといっても、大きな影響もない状態です(業績的には) ホームページに取り組んでいて、どうしても最初は、ホームページを作成することが目標となって、公開が終わると、このプロジェクトは終了する感じが強い。ホームページ作成技術ばかり目を奪われて、ここに音を入れよう、これは画にしようほか画面設計ばかりやって、見栄えがいいと、「やったあ!」 これで、あともうまくいけば一番いいのですが、このままでは、ほとんど、3ケ月位で、熱意が冷めてしまいます。ホームページを作成したあと、なにをするか?なにができるのか?が全く考えられていないのが、ダメなホームページの共通するところです。売れるホームページ、アクセスの多いホームページは、最低毎日、コンテンツが更新されています。インターネットの特徴は、きめ細かいコミュニケーションができることです。 これを実行しないホームページは、死体です。 「ホームページ戦略を立てる」 ホームページというと狭すぎる、WEB、ECとかのなかでホームページがあるとして捉えないといけないとおもいます。 1ホームページ作成の目的(マーケッテング、メールマガジン戦略含む) 経営戦略、販売戦略、目標からの位置付け 2コンテンツの作成 3ホームページ作成 4公開戦略(検索エンジン、リンク戦略 5コンテンツ発信とアクセス分析 6評価:更新 ホームページは、単に、会社案内目的の場合もありえるでしょう。募集案内にある場合もあるでしょう。どれがいい悪いでなく、目的に合った、ホームペー戦略を実行しなければ効果はでないことを認識すべきだとおもう。 電話などと異なり、利用の仕方の幅は大きい、いかにうまく活用するかであって、活用する、しないの問題ではないと思います。 最後に電子認証についてですが、今政府を中心に進められていて実験段階にあります。現在の印鑑登録と印鑑証明のような関係を、インターネット上で行うもので、インターネット上で問題の多いセキュリテイーがこれで確保されるとますますe-ビジネスは拡大していくと予想されます。 ○自社のSPEEDの問題があり、改善したいことがある人は、メールで相談ください ★今までのビジネスヒントの目次へ ■マイクロソフト主催 中小事業所のIT活用セミナーから学ぶもの1 ■マイクロソフト主催 中小事業所のIT活用セミナーから学ぶもの2 ■マイクロソフト主催 中小事業所のIT活用セミナーから学ぶもの3 ■マイクロソフト主催 中小事業所のIT活用セミナーから学ぶもの4 |
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