マイクロソフト主催:
中小事業所のIT活用セミナーから学ぶもの4

今回は(3)の「社内のスキルが足りない、スキルアップできるか?」についてまとめてみます。 当日、会場からでた発言で目立ったものは、「当社には、人材がいないんです、やりたくてもどうしようもないんです」 「社長である私が頑張っているが、浸透しないんで困ってます」などの消極的なものでした。

中小企業のITに対して直面する大きな問題は、人材不足とスキル不足です。 多くの中小企業経営者は、この問題から、離れることが出来ず、「どうせ無理だ」と諦めてしまいます。 でも、これは当たり前で、人材が豊富な中小企業なんてありません。この点を、参加講師のかたからも強調され、 ではどうすればいいのか、について熱心な意見が交わされた。

この対応策は
1 社内人材を育てる、社内改革の実行
2 技術者を採用する
3 足りない技術を外部とタイアップして進める
4 ”そっくり”アウトソーシングする
等が考えられます。

社内人材を育てる 「社内改革の実行」に取り組んでいるA社の社長から、 「社内の若いのに、勉強させている、もう2年もなるが、システム開発が一向に終わらない。何回も手直ししているが、 今現在も見通しがたたない、担当者は熱心であるが、もっと金をかけないと駄目なのか?」 この会社は、オリジナルソフトの自社開発をしているのであるが、社内の若手を外部研修にだして、技術力を高めれば、 解決すると考えていたが、一向に良い方向に向かわないとの問題提起となった。

システム開発で問題になることは、
1 システムニーズが開発エンジニアに正しく伝わらない。
2 システムエンジニアの技術が足りない
3 予算制限で、費用的に、スケジュール的に無理がある。
4 システムニーズが把握できていない
5 業務分析ができていない    などである。

この会社の場合、以前失敗の経験があって、そのときは、1番の開発エンジニアに業界と業務の知識がなかったので、うまくいかなかった。だから、社内開発をしたいということで、若手に技術を身につけさせたが、結果は、たいして変わらず、またもや失敗のような結果である。

どうしてだろう、
この失敗に対しての私の意見は、


1 社内技術者一人では、技術的に無理であること
2 会社の取り組みが一時代遅れたこと、

前回の7年前のときは、自社技術者の能力向上で、かなり克服できたはずだが、今回はネットワーク開発となり幅広くかつ新しい技術が必要となるが、その技術習得は、困難だとおもう。 現在では、開発をめぐる環境と技術は多岐にわたり、単独では無理で総合的サポート開発が不可欠です。今回は、開発そのものまで社内にやらせたことに無理があるといわざるを得ません。

今後の開発はさらに、WEB技術、通信技術、ネットワーク技術、ハードの進歩など、とても中小企業が社内で身に付けられる範囲を超えています。 これからの開発は、業務分担を、効率かつ効果的にした体制によらなければ無駄、無理、無能による失敗の恐れが大きい。社内技術者は、何より、システムニーズと業務分析に徹底すべきで、開発技術そのものは、外部依頼しないと無理だと思います。ここにいかなっかたのが、未だに、悶々としている状況を表しているのです。

このように、スキルの問題は、何を身に付けるかが大きな課題となります。中小企業は、人がいません。お金もありません。だから、絞った技術、社内者でしか、分からないものを対象にスキルアップし、不足する技術は、外部を利用する考えが必要でしょう。

ある会社では、「メールを皆が使わない」「ワープロも使わない」と嘆いていました。そんな会社に一言「インターネット、メール、パソコン」は、今の電話、FAXのように、当たり前に利用するもので、利用するかしないか選択できるものではないのです。

利用しない人に「パソコンはどうも苦手で…」なんていわせてませんか?こんなことを許していては、問題外です。
そんな会社に、利用させるヒントを一つ
1 仮払い/経費精算をメールでしか受付けなくする

営業報告などをメールでしか受けとらないなどもそれなりの効果はあるが、これだと、遅れて困ることがある。お金に絡んだものは、大丈夫、1週間もすれば、みんな、メールを使いこなすようになります。 社長の率先垂範だけでは、超えられないこともあります。