小企業にとって今がチャンス、ECへの変化は チャンスの源泉。どうやれば成功するのか? |
中小企業の勝ち残りのEC戦略とは 第1回 変化はチャンスの源泉!! 不況で経済が低迷する中、唯一拡大を続けるのがEC(Eコマース)である。 特にBtoBの企業間EC市場については、現在市場規模14兆円が2005年には、104兆円に急拡大すると予測されている。 インターネットの企業としての利用は、今始まったばかりであるが、この変化に乗り遅れることは、経営としては完全敗者となることである。特に中小企業にとって、構造不況が迫っている中、この変化を大きなチャンスとして捉えていかなければならない。まず経営者自らが、今のこの危機を、好機にするという強い意識転換が不可欠であり、「変化はチャンスの源泉」への意識的ギアチェンジをしなければならない。 ○ 小>大(ECは中小企業に追い風!) 今までの変化は、中小企業にとってはいつもつらいことが多かった。変化に対応するには、多くの設備投資などの費用負担を伴ったからである。しかし、IT/EC革命は、今までと大きく違う点がある、中小企業にとって、むしろ有利と思えることが多い。 成功しているECを見ると、中小企業というより、むしろ小企業といったほうがいいくらいの個人が運営していることに気づく。要するに金がかからないのである。金より知恵が決め手になってきているのがIT/EC革命だといえる。ECサイトは、大手百貨店のサイトの売上が小規模企業のECサイトの売上を下回ている現実もあります。全体から見れば確実に小企業に追い風と捉えることができます。 ○ 変化のキーワードはスピード(乗りくれるな中小企業) NTT東西が毎秒百メガビットの光ファイバーサービスを始める。1年足らずの間に、ISDN、ADSL、光ファイバーと通信の高速化が一気に進んできたが、この通信のスピードアップ化がビジネス環境のスピードアップの原動力になっている。商品のライフサイクルも、本当に短くなりました。ヒット商品も次の年には、消えていくものも少なくありません。 全部自分のところで開発したのでは、間に合わないので提携して開発するケースも増えています。 時間をかけていたのでは、たとえいい物でもチャンスを失います。業務処理のスピードも上がっています。問い合わせに対する、対応も、その日の内、2−3時間で対応することを実行する企業も出ています。 早いことが、競争に勝つ絶対条件になってきています。 取引のスピードアップも進んでいます。見積書だって、3日も置いたらもう、決着していて出番がないようなことも多くなりました。企画をじっくり考えていたら、もう新しくECサイトがでて先を越されてしまいましたなんてことは、日常です。情報発信のスピードアップと情報量の増加も大きな変化のひとつです。 新商品は、従来カタログ、チラシなどのDMで行う場合数ヶ月かかってしまい。営業からクレームがよく付きました。でもECサイトがあれば、即日にサイト上で公開が可能です。また内容も豊富に示すことが出来ます。 ECサイトがあるないでは、スピードが違いすぎて、もう勝負にならない状況がきています。遅い決断は、大きな機会損失となります。スピードが現代のキーワードです。まづ、進むこと、不足するものは、外部とのネットワークで解決していくことが出来ます。 ○ ネットワーク活動が増えている(補完提携は不可欠) 中小企業には、不足するものが一杯あります。追い風といっても、だからといって、無条件に有利なわけではありません。一番は、中小企業にはブランド力がないことです。ECサイトを開いてもブランド力がないので、見てもらえないのです。しかしこの点も、楽天市場のような、ショッピングモールに、安い費用で出店することで、克服することも出来ます。 技術者もいません。技術も足りないことがあります。今同じ悩みを抱える中小企業が、仲間を募って新しい動きをこのECの上で起こすケースが、毎日登場しています。従来の異業種交流のような形が、やっと現実的な活動になってきています。 さて、「変化はチャンスの源泉」に出来ますか?あなたの会社。 ★ビジネスヒントの目次へ
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